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長壁 豊隆; 神木 正史*; 岩佐 和晃*; 中島 徳秀*; J.M.Mignot*; I.N.Goncharenko*; 岡山 泰*; 高橋 博樹*; 毛利 信男*; 芳賀 芳範; et al.
Physica B; Condensed Matter, 230-232, p.645 - 648, 1997/00
被引用回数:17 パーセンタイル:69.66(Physics, Condensed Matter)CePはキャリアー数が少ないにもかかわらず、高濃度近藤効果的な伝導現象を示すとともに、磁場及び圧力下で複雑な磁気相図を示すことで興味が持たれ、精力的に研究されている。我々はここ2、3年、磁場及び、圧力下の中性子回折実験を行い、相図中の磁気構造の解明を行ってきた。最近、P=2GPa以下の圧力下での磁気相図と相図中の磁気構造がほぼ明らかになったので報告する。我々は、CePの複雑な磁気相図と磁気構造が、磁気ポーラロン状態にあるCeイオンと、正常な、結晶場基底状態Ceイオンとの共存/競合によってもたらされたものであると考えている。
芳賀 芳範
文部省科学研究費重点領域研究「強相関伝導系の物理」ニュースレター, 3(2), 56 Pages, 1995/09
少数キャリア強相関系CePの物性の研究に関して、最近の進展をレビューする。従来からCePの磁場及び圧力下における複雑な挙動が注目されていた。最近、大型単結晶の育成に伴い、dHvA効果や、中性子散乱の研究が行われ、極めて特異な磁気構造と、それがフェルミ面に及ぼす効果が明らかにされた。これらの現象を説明するモデルも複数提出され、理論的研究も発展してきている。ポイントは、低キャリア濃度であるために、金属磁性体とはかなり異なった形で、磁気モーメントと相互作用していることにある。